鼻をかむのはトイレで


COVID-19(新型コロナウィルス)禍が収まらず、逆に世界的には広がりを見せています。
感染を免れるためには、物理的な感染ルートを解明して対策を効じるのが正攻法ですが、物理的な感染ルートについての詳しい解説がなかなか見当たりませんでした。
ネットで散々探していてウィルス学者の白木公康さんのページが最も理解しやすく、信頼も置けそうだったのでその解説から、一般の私達にとって最も効果的な感染防止の方法は何か考えてみました。

まず白木さんは

コロナウイルスはエンベロープを有するので,エタノールや有機溶媒で容易に感染性がなくなる(不活化できる)。

とあります。
エンベロープとはウィルスの外皮のような、脂質でできた膜状の物質で、アルコールなどの有機溶剤で簡単に溶けて壊れてしまいます。したがって有機溶剤なら何でもコロナ ウィルスに対しては有効なのですが毒性の強いものは使えません。それで消毒用アルコールが良いわけです。
我社で油落としによく使う安価なイソプロピルアルコールでも効きそうですが、毒性がエタノールの2倍程度に少し強いのと、脱脂効果が高いので手荒れしそうです。ただしドアノブなどの消毒には50%くらいの水溶液にして使えそうです。またどうしても消毒用アルコールが入手できない場合の代替品としては利用も可能ではないでしょうか?

消毒用アルコールが有効と判ったので、消毒用アルコールを小さい容器に入れて持ち歩き、食事の前に手を消毒するのが有効かと思われます。

また白木さんの解説での重要な指摘点として

この感染様式は,くしゃみで感染するというより,ティッシュで鼻をかむ際に鼻を触った手がウイルスで汚染され,その手でドアノブなどの物を触り,そこに付着したウイルスが物を介して別の人の手にうつり,その手を顔面にもっていくことで感染(fomite transmission)が成立する。

と言う点も注目されるべき部分です。

実は私は3年ほど前から、鼻をかむ場合は、トイレでトイレットペーパーを使って行い、鼻をかんだトイレット・ペーパーは便器で流す習慣を身に着けていました。風邪やインフルエンザのウィルスは、鼻をかんだティッシュが乾燥すると、空中に浮遊して感染につながる。と言う理論を読んだからです。

鼻をかんだティッシュをポリ袋に入れて捨てる方法もありますが、ポリ袋を探したり調達するのも面倒だし、その間の動作でウィルスをあちこちに貼り付けてしまいます。

トイレの便器で流してしまうのが最も素早く安全で確実です。ただし、ティッシュ ペーパーは便器や排水管をつまらせる可能性があるので、便器に流すのはトイレットペーパーに限定すべきでしょう。

鼻をかんだ手にウィルスが付着している可能性が大いにあるので、便器に捨てた後は、手をアルコール消毒しておきましょう。
アルコール消毒をした後に、水栓のレバーやドアノブに触れるようにすると、ウィルスの拡散を防ぐことが出来ます。

会社のトイレに、手を近づけるだけで消毒用エタノールが噴射されるオート・ディスペンサーを設置しようとしたのですが、すべて売り切れとなっていました。今は手動式ディスペンサーで我慢です。

COVID-19は感染してから自覚症状が出るまでの日数が長く、その間に花粉症や鼻風邪と思って、鼻をかんだティッシュペーパーをゴミ箱などに捨ててしまうとウィルスを撒き散らす可能性があります。

これからは、トイレで鼻をかむ習慣を身に着けましょう。

参考にした白木公康さんのページはここです。家族、同僚をCOVID-19感染から守るために、暇のあるときにぜひ読んでください。

緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様
式の考察(白木公康)
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278

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